かなり大きく危険である
オオスズメバチについて
オオスズメバチ(学名:Vespa mandarinia japonica)は、アジア原産のスズメバチ科の昆虫で、日本を含む東アジアに分布しています。体長は3~4cmほどで、黒褐色の体色に黄色い斑点があり、頭部には大きな眼があります。
オオスズメバチは、春から秋にかけて活動し、独自の匂いを発して他のスズメバチと区別します。巣は、樹洞や地中、建物の壁や天井、空き缶などに作られます。一つの巣には、女王バチと働きバチが数十から数百匹程度生息しています。
刺されると、痛みや赤み、腫れ、発熱などの症状が現れ、重症化することもあります。また、アレルギー反応が起こる場合もあり、稀に死亡例も報告されています。
オオスズメバチは、他のスズメバチと比べて巣に対する攻撃性が高く、人が近づくと群がって攻撃してくることがあります。そのため、危険な害虫として知られています。
オオスズメバチの活動時期や時間帯
オオスズメバチは4月から11月頃まで活動していますが、最も活発に活動するのは7月から9月頃の夏季です。特に暑い日中に活動が盛んで、昼間は蜜や樹液を採取し、夜間は巣に戻って幼虫の世話をします。オオスズメバチの巣を近くに発見した場合は、日中でも危険なため、極力近づかないようにしましょう。
巣の見分け方
オオスズメバチの巣の見分け方について詳しく説明します。
巣は、木の上に作られることが多く、球形や円錐形をしています。巣の大きさは直径50cm程度から1m以上にもなる大きなものまであります。巣の表面は灰色から茶褐色で、細かい模様が入っていることもあります。また、表面は粗く、凹凸があるのが特徴です。
巣を見つけた場合は、近づかないように注意してください。オオスズメバチは、自分たちの巣を守るために攻撃的になることがあります。特に、春先は女王バチが巣にいるため、攻撃されると危険です。
巣を発見した場合は、自力での駆除は危険なので、専門業者に依頼することをお勧めします。
毒性
オオスズメバチの毒は強い痛みや発熱、発疹などを引き起こすことがあります。毒の主成分はアセチルコリンを解除する酵素であるアセチルコリニュームで、人間にとって致死的な量を多数刺された場合には呼吸困難や意識障害、心臓発作を引き起こすこともあります。しかし、多くの場合、一度刺されただけでは命には関わらないことがほとんどです。ただし、アレルギー反応を起こす人もいるため、オオスズメバチに刺された場合は注意が必要です。
オオスズメバチの行動範囲と単独行動するのか?
オオスズメバチ(大胡蜂)は、アジアを中心に広く分布するスズメバチの一種です。以下にオオスズメバチの行動範囲と単独行動について説明します。
・行動範囲: オオスズメバチの巣は一般的に木の中に作られます。巣の周囲には攻撃範囲があり、巣を守るために攻撃性が非常に高いです。巣の近くに侵入するものに対して攻撃を仕掛けることがあり、攻撃範囲は数十メートル以上に及ぶことがあります。
・単独行動と集団行動: オオスズメバチは基本的には単独で行動することが多いです。巣の周囲で餌を探し、捕獲して巣に持ち帰る個体が主体となって活動します。ただし、巣の防衛や攻撃時には複数の個体が協力して行動することもあります。特に自身の巣が脅かされる場合や大きな獲物を捕獲する際には、他の巣のメンバーと協力して行動することがあります。
●注意点:
・オオスズメバチは攻撃的な性格を持ち、巣や巣の周辺に近づくと攻撃される可能性が高まります。注意して行動し、巣の近くでは慎重に振る舞いましょう。
・オオスズメバチの攻撃は非常に痛いだけでなく、刺されると炎症やアレルギー反応を引き起こすことがあります。刺された場合は速やかに安全な場所に避難し、医療の専門家の指示に従いましょう。
オオスズメバチの巣の撤去や対処は、専門的な知識と装備を持つ専門家に依頼することをおすすめします。誤った対処は攻撃を受けるリスクを高める可能性があります。