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ウシバエ幼虫症
特定のハエの幼虫が皮膚の中へ入り込み皮膚の中で成長することで起きる皮膚の寄生症です。主に熱帯地域でみられ旅行や滞在の最中に衣類や寝具や土の表面を介して感染が始まることがあります。

1.ウシバエについて
分布と特徴
ウシバエ(Cordylobia anthropophaga)はアフリカなどの熱帯地域に分布するハエです。成虫の大きさは約5?12ミリメートルとされ小型ですが幼虫が皮膚に寄生する性質があるため人や動物に皮膚トラブルを起こします。ウシバエの流れは卵が付着することから始まり条件が整うと孵化した幼虫が皮膚へ侵入して発育し成長後に体外へ出て土壌などでさなぎになり成虫へ変態します。
2.ウシバエ幼虫症の原因
感染経路
感染は卵や孵化直後の幼虫が皮膚へ移ることで起こります。たとえば屋外で乾かした衣類やタオルや寝具に卵が付着しそのまま肌に触れると体温などの条件で孵化して幼虫が皮膚へ入り込むことがあります。皮膚に移った幼虫は皮膚の表面に小さな入口を作り皮膚内へ侵入して成長します。成長中は呼吸のために皮膚表面へ通じる孔が残ることがありそこから滲出液が出ることがあります。
好発部位
好発部位は足や足の指や陰部や背中など皮膚が比較的薄く温かさが保たれやすい部位です。衣類で圧迫されやすい部位や蒸れやすい部位でも起こりやすくなります。
3.ウシバエ幼虫の生態
卵の孵化と侵入
卵は温度や湿度などの条件が合うと孵化します。孵化した幼虫は皮膚へ取り付き皮膚に小さな孔を作りながら内部へ入っていきます。
皮膚内での発育
皮膚内で幼虫は組織液などを栄養にして大きくなります。その結果として皮膚はしこりのように盛り上がり赤みや痛みや熱感が目立つようになります。皮膚表面の孔は幼虫の呼吸に関わるため中心に点状の穴が見えることがあり周囲がただれたり分泌物が出たりする場合があります。
成虫への変態
十分に成長した幼虫は皮膚から外へ出ます。その後は土壌などへ移動してさなぎになり成虫へ変態します。幼虫が出た後も炎症が残ることがあり掻いた場合は二次感染で悪化することがあります。
4.症状と診断
皮膚症状
皮膚の腫れと赤みと痛みが代表的です。中心に小さな孔ができることがありそこから膿や滲出液が出ることがあります。かゆみや違和感が強くなることもあります。
炎症反応
体は幼虫を異物として認識するため局所の炎症が起こります。病変は単発のこともありますが複数できることもあり圧迫や掻破で腫れが強くなる場合があります。
診断と検査
診断は見た目の特徴と渡航歴や生活環境の聞き取りに加えて患部の孔や幼虫の確認で行われます。必要に応じて画像検査や皮膚生検が選択されることがあります。疑いがある時は自己処置を避け医療機関へ相談することが重要です。
5.治療と予防
外科的治療
幼虫は医療機関で安全に取り除く方法が検討されます。状態によっては小さな切開で摘出し患部を洗浄して経過をみます。無理に押し出すと残存や炎症の悪化につながることがあるため注意が必要です。
薬物療法
二次感染が疑われる場合は抗生物質が用いられることがあります。また症状や状況により抗寄生虫薬が検討されることがあります。使用の可否は状態で変わるため受診して判断してもらうことが大切です。
予防策
熱帯地域では衣類やタオルを地面に置かず乾かした衣類は着用前に確認することが役立ちます。長袖や長ズボンで露出を減らし虫除け剤を適切に使うことも有効です。宿泊時は寝具の衛生に気を配り動物と接する機会が多い場合は動物側の衛生管理も意識すると予防につながります。
6.まとめ
ウシバエ幼虫症は特定のハエの幼虫が皮膚へ侵入して起きる皮膚寄生症であり熱帯地域でよくみられます。皮膚の腫れや痛みと中心の孔が手がかりになり早期の診断と適切な摘出と炎症管理が重要です。予防は衣類や寝具の扱いと虫対策の徹底が要点であり不安がある時は医療機関や医療害虫駆除業者の助言も参考にしながら安全に対応して下さい。


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